ロールモデル7:大沼仁美 先生(教養教育センター)岩手医科大学-研究者支援室設置準備委員会
category : 岩手医科大学の教職員・医療従事者ロールモデル, 新着情報 2019.12.12
<大沼 仁美(おおぬま ひとみ):教養教育センター 外国語学科 英語分野 助教>
プロフィール
・出身地:宮城県仙台市
・2003年 宮城県第一女子高等学校(現・宮城県宮城第一高等学校)卒業
・2007年 東北学院大学文学部英文学科 卒業
・2015年 東北学院大学大学院 文学研究科英語英文学専攻 博士後期課程修了、博士(文学)
・2016年 岩手医科大学教養教育センター外国語学科英語分野 助教
研究業績
〇研究分野
言語学(音韻論)
〇学術論文
1. Onuma Hitomi & Kuniya Nasukawa (January 2020) Velar softening without precedence relations. In Kuniya Nasukawa (ed.), Morpheme-internal Recursion in Phonology. Boston and Berlin: Mouton de Gruyter, 201–229.
2. Nasukawa Kuniya, Phillip Backley & Hitomi Onuma (2017) Phonological categories of voice onset time and phonetic compromise in L2 acquisition. In Jiyoung Choi, Hamida Demirdache, Oana Lungu & Laurence Voeltzel (eds.), Language Acquisition at the Interfaces: Proceedings of Generative Approaches to Language Acquisition (GALA) 2015. Newcastle upon Tyne: Cambridge Scholars Publishing, 216–231.
3. 大沼仁美 (2016) 「非時系列音韻論における英語母音の音韻表示」『現代音韻論の動向: 日本音韻論学会20周年記念論文集』 開拓社, 162–165.
4. Onuma Hitomi (2016) Monophthongization and diphthongization in Precedence-free Phonology. Phonological Externalization 1, Sapporo University, 45–61.
現在に至るまでの経緯
高校生の頃、英語という教科は私にとって「苦手ではない」という程度のもので、映画を観たり音楽を聞いたりするのは好きでしたが、勉強においては可もなく不可もなくという成績でした。そんな私が英語の面白さに気付いたのは、友人の「英語は参考書を読めばわかる」という言葉がきっかけでした。参考書をじっくり読むうちに、ことばには厳然とした「規則」がある、という事実に面白さを感じました。大学に入って言語学という学問に出会い、その面白さを追求する方法を学びました。大学院では、言語の規則性を音声の側面から明らかにする音韻論を専門とし、現在は主に言語音の構造に関する理論的研究を続けています。
学生さんへのメッセージ
今の生徒さん・学生さんは、やりたいこと、やらなければならないことがたくさんあって、毎日を忙しく過ごされていることと思います。そのような忙しい中でも、みなさんには興味を抱いたことを追求していく、という姿勢を持ってほしいと思っています。欲求に素直になり、それを求めることは、それがどんなにささいなことであっても、驚き、感動、満足感につながるものと思います。またその経験を積み重ねていくことで、自分がどんな人間なのかを知ることができると思います。未来に関わる選択をするときに、自分のことをよく知っているということはとても重要なことです。様々な可能性からより良い道が選択できるよう、自分と向き合う機会を持ってみてください。
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