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第52回日本生物物理学会年会 男女共同参画・若手支援シンポジウム 参加報告岩手医科大学-研究者支援室設置準備委員会

「男女共同参画・若手支援シンポジウム」

「ワークライフバランスと子育て支援の取り組み」

Work-life balance and an approach for supporting parental care

構造生物薬学講座 関 安孝

9月25日~27日に北海道の札幌コンベンションセンターにおいて第53回日本生物物理学会年会が開催された。その中で上記シンポジウムがランチョンセミナーの時間帯に行われた。ここに、簡単ではあるが参加報告を記す。

最初に坂内博子先生(名古屋大学)から、留学経験と海外でのワークライフバランス、そして名大におけるユニークな子育て支援の取り組みについてのお話を聞いた。(15分)特に名古屋大学での女性研究者のグループから男性研究者も巻き込んで新しい分野を切り開く話は、大変興味深く感じた。

その後、約10名毎、10グループに分れてグループディスカッション(20分)が行われた。私はオーガナイザーから頼まれて、ファシリテーターとして参加した。我々のグループは,自分を入れて8名のメンバーであった。その中に外国人の方が3名おり,また立場(既婚・未婚、スタッフ・学生)などもそれぞれ違い、とてもダイバーシティの富んだ班構成となった。坂内先生の話を受けて、国内外での研究者の働きかたの違い、特に仕事時間の話に関して多くの意見がだされた。同じ話を聞いても自分の立場や経験などから感じ方は大きく異なることがとても印象的だった。今回のグループディスカッションでは、2つのルール、1:「発言し始めた人の意見は最後まで聴く!否定しない!」2:「結論は出さない!まとめない!」が決まっていた事で、多くの考え方に触れることが出来たのではないかと思う。

学会での男女共同参画のシンポジウムは良く参加するが、今回のようなグループディスカッションは初めての経験であった。班の構成もランダムに決まるため、始まる前はどのような議論になるか不安であったが、結果的にとても有意義な会となったと思う。

 

 

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