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2014年度 岩手大学男女共同参画シンポジウム 参加報告岩手医科大学-研究者支援室設置準備委員会

2014年度 岩手大学男女共同参画シンポジウム

「グローバル化時代の組織におけるダイバーシティと男女共同参画推進」

 

2014年10月3日(金) 13:30 ~16:30

岩手大学 復興祈念銀河ホール

 

構造生物薬学講座 関 安孝

最初に文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課人材政策推進室長の和田勝行氏から「研究環境のダイバーシティに向けて」というタイトルの特別講演が行われた。文科省の政策により、徐々に女性研究者の数が増えていること、しかし分野によりばらつきがあること、また、諸外国からは大変遅れいていることが改めて分かった。また、岩手大学の男女共同参画への取り組みは、全国のかなでも特出した高い評価を得ており、現在行われている所謂「拠点型」でも大きく期待されていることが分かった。

次に行われた首都大学東京副学長の江原由美子氏の基調講演「グローバル時代の大学のダイバーシティ推進~男女共同参画を踏まえて~」では、とても興味深いお話を聞くことが出来た。そもそも女性のほうが勉強に向いていて、諸外国では大学生の女性比率のほうが高いこと、大学生の男性比率が50%を超えているのは日本、韓国、トルコだけということであった。また、首都大学東京では最初に「ダイバーシティ」を掲げたことによって、個々人の違いを認識した上で、どのようなサポートが出来るかという問題に集中することが出来たという話はとても面白いと思った。男女共同を強調すると、議論が起こりやすく物事が前に進まない事があるという話であった。本学でも研究者支援室の設置を目指しており、共通する点が在るのではないかと思う。

最後に、岩手大学の他、岩手県立大学、岩手医科大学、岩手県の代表者が参加したパネルディスカッションが行われた。本学、岩手医科大学からは祖父江副学長がパネリストとして参加した。(県立大は学長、岩手大学は副学長)議論は男女共同参画・ダイバーシティにとどまらず、東京と地方の問題、人口問題、災害対策など多岐にわたり白熱した。ダイバーシティを強調したシンポジウムのためか、型にとらわれない意見が多くだされ、とても面白かった。また、大学の学長・副学長の立場にいる方が本シンポジウムに参加したことはとても意味のあることであると感じた。

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