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ロールモデル7:大沼仁美 先生(教養教育センター)岩手医科大学-研究者支援室設置準備委員会

<大沼 仁美(おおぬま ひとみ):教養教育センター 外国語学科 英語分野 助教>

 

プロフィール

・出身地:宮城県仙台市

・2003年 宮城県第一女子高等学校(現・宮城県宮城第一高等学校)卒業

・2007年 東北学院大学文学部英文学科 卒業

・2015年 東北学院大学大学院 文学研究科英語英文学専攻 博士後期課程修了、博士(文学)

・2016年 岩手医科大学教養教育センター外国語学科英語分野 助教

 

研究業績

〇研究分野

言語学(音韻論)

 

〇学術論文

1. Onuma Hitomi & Kuniya Nasukawa (January 2020) Velar softening without precedence relations. In Kuniya Nasukawa (ed.), Morpheme-internal Recursion in Phonology. Boston and Berlin: Mouton de Gruyter, 201–229.

2. Nasukawa Kuniya, Phillip Backley & Hitomi Onuma (2017) Phonological categories of voice onset time and phonetic compromise in L2 acquisition. In Jiyoung Choi, Hamida Demirdache, Oana Lungu & Laurence Voeltzel (eds.), Language Acquisition at the Interfaces: Proceedings of Generative Approaches to Language Acquisition (GALA) 2015. Newcastle upon Tyne: Cambridge Scholars Publishing, 216–231.

3. 大沼仁美 (2016) 「非時系列音韻論における英語母音の音韻表示」『現代音韻論の動向: 日本音韻論学会20周年記念論文集』 開拓社, 162–165.

4. Onuma Hitomi (2016) Monophthongization and diphthongization in Precedence-free Phonology. Phonological Externalization 1, Sapporo University, 45–61.

 

現在に至るまでの経緯

 高校生の頃、英語という教科は私にとって「苦手ではない」という程度のもので、映画を観たり音楽を聞いたりするのは好きでしたが、勉強においては可もなく不可もなくという成績でした。そんな私が英語の面白さに気付いたのは、友人の「英語は参考書を読めばわかる」という言葉がきっかけでした。参考書をじっくり読むうちに、ことばには厳然とした「規則」がある、という事実に面白さを感じました。大学に入って言語学という学問に出会い、その面白さを追求する方法を学びました。大学院では、言語の規則性を音声の側面から明らかにする音韻論を専門とし、現在は主に言語音の構造に関する理論的研究を続けています。

 

学生さんへのメッセージ

 今の生徒さん・学生さんは、やりたいこと、やらなければならないことがたくさんあって、毎日を忙しく過ごされていることと思います。そのような忙しい中でも、みなさんには興味を抱いたことを追求していく、という姿勢を持ってほしいと思っています。欲求に素直になり、それを求めることは、それがどんなにささいなことであっても、驚き、感動、満足感につながるものと思います。またその経験を積み重ねていくことで、自分がどんな人間なのかを知ることができると思います。未来に関わる選択をするときに、自分のことをよく知っているということはとても重要なことです。様々な可能性からより良い道が選択できるよう、自分と向き合う機会を持ってみてください。

 

 

 

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